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B2ポスター/2023 写真:矢野信夫
Webサイト/2023 写真:矢野信夫
ロゴマーク/2022
東京和牛株式会社
200頭以上のエース級国産黒毛和牛(秋川牛ともいう)を東京において肥育するという偉業を成し遂げているのは竹内さんの東京和牛(旧竹内牧場)しかありません。とても大変で手間がかかり、その辺にあるような情熱と根性では到底続けられない健全な牛の肥育は、試行錯誤の上での理論的かつ合理的な技術に基づいています。また牛糞からはこちらも都内随一、全国でもこれほどの高品質のものは見当たらない完熟堆肥を生産しています。質の良い食事と環境で育った健全な牛の糞でなければ、完熟堆肥に至る発酵や微生物分解が正しく進まず、牛の肥育と堆肥生産は常に両天秤なのです。はじめて牧場を訪れた時、黒い土が整然と、セメント工場のように山積みになっていました。
手触りはサラサラで、少しかき分けると温かく、さらに深く掘ると蒸気が出てきて80度近くになっています。ところどころ白くなっているのは放線菌で、完熟期が近いことを示しています。心地よい暖かさと香りの土のように見えるので、寄りかかりそうになっていました。これが牛糞であったとは。ホテル・ドゥ・ミクニの三國シェフは日本一と言っても良いくらいと、竹内さんの育てた牛に惚れ込んだそうです。
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