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adidas

アディダスジャパン adidas Japan

私たちのホッピーの仕事をご覧になって面識も全く無いアディダスジャパンのクリエイティブディレクター小松裕行さん(現在はブランドデザインK.K.H.K代表)より突然の電話がありました。「君たちはブランドのデザインができるよね、たぶん」。初めて対面した時アディダスブランドとは何か、その役割、存在理由、現状、そして未来に関して理路整然と情熱的に語ってくれました。

いくつもの印象的な案件の中で公には公開されていませんがアディダスというブランドの「過去」「現在」「未来」を小松さんがドイツ・アディダス本社へ提言するためその全てをたった3枚のポスターに表現するという仕事がありました。アディダスが写っている膨大なアーカイブから数千枚近くの過去の写真を毎日眺めました。辿ってきた過去は原則消去不能でその歴史の堆積は他が所有できないものでありそれを生かすか殺すかはアディダス次第である。歴史的グローバルブランドの重要な一側面を見ることが出来ました。

adidas シュートレイ

adidas Performance PATHIQE

日本のサッカープレーヤーの足型を徹底的に分析して生まれた日本人用の日本製スパイク「パティーク釈迦・如来・SuperWide」のシュートレイです。日本代表では中田浩二選手などが着用していました。

私たちの世代でサッカーと言えば「キャプテン翼」ですので、まずはテンションを上げるために全巻を読破しその勢いでタワシを使って描き殴りました。とんでもないスーパープレイの躍動感を静止画で表現してあるキャプテン翼。さすがに子供たちが日向小次郎のタイガーショットや翼のドライブシュート、はたまた立花兄弟のスカイラブハリケーンに魅了されて真似を試みましたが出来ないわけですね。

adidas Originalsガチャガチャ1
adidas Originalsガチャガチャ2

adidas Originals

アディダスオリジナルスの限定店舗でのみ設置されたアディダスのキャラクター『TRIMM DICH』のガチャガチャマシーンをデザインしました。「トリムディッヒ君」とは70年代にドイツのスポーツ連盟が国民の健康促進のために行ったキャンペーンのマスコットキャラクター。同じく70年代生まれの自分たち世代にとってガチャガチャのイメージは金属のダイアル、フレームとプラスチックのハイブリッドな組み合わせでした。ところが昨今のガチャガチャはオールプラスチック製。そこでアディダスさんにメタリック加工を提案しました。全体に施された鏡面メッキと頭頂にそびえ立つトリムディッヒ君のシルバー像が自慢です。

adidas Originalsガチャガチャ3
adidas SALOMON1
adidas SALOMON2
adidas SALOMON3

adidas SALOMON

世界初の自動リリーススキービンディングを開発したサロモンは1997年から2005年までadidas傘下に入り、スノーボード全盛期の時代にもスキーギアにはこだわっていました。この仕事は2004、2005年のスキーウェアブローシャ(カタログ)。ロケも難しく限られたカット数でモデル撮影をして出来ることをと考えたのが、壮大な雪山で展開されるスキーシーンをペインターである佐々木開氏の手描きのイラストで作り出し、100ページものフリップブック(パラパラ漫画)にすることでした。撮影したわずか数カットのモデル写真を動的に見せていくために描画で補ってアニメーション化し、片側から見ると男性バージョン、反対側からめくると女性バージョンになっています。肝心のウェアカタログ自体は折込部分だけでしたが、この無謀な試みが好評となり翌年はディスプレイ可能なカタログというお題をいただくことになりました。

adidas SALOMON4
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